こんにちは、ハマリの杦村です!
冬はクリスマスや年末年始など、ごちそうを食べる機会が多くなりますね!
いくらや数の子といった魚卵を食べる機会も増え、「痛風」もちの方にとっては我慢を強いられる時期でもあります。
大好きだった魚卵が食べられない!と思っている方が多いのでは?今回は意外と間違った認識をしている方も多い、痛風でも食べられる魚卵についてご紹介します!
痛風とは?尿酸値が高くなると発症する病気
痛風の症状
痛風とは、血中の尿酸値が高いことが原因で尿酸の結晶が脚や手などの関節に蓄積する病気です。
結晶の蓄積により起こる痛風発作では、関節に強い痛みを伴う炎症が起こります。
特に発作の出やすい部位は、脚の親指の付け根とされており、ひどい方では歩行が困難になってしまうほどの強い痛みを感じます。
痛風を発症するのはほとんどが男性で、女性は分泌されるホルモンの影響で発症しづらくなっています。
痛風の原因
主な尿酸値の上昇の原因としては、プリン体を多く含む食べ物やアルコールの過剰摂取や、尿酸排泄機能の低下、肥満などがあげられます。
中でも今回は、痛風を悪化させない、痛風を発症させないためにできる低プリン体の食事について詳しくご紹介します。
プリン体の多い食材と少ない食材を知ろう
プリン体の多い代表格:ビール
プリン体の多い食品と聞いて思いつきやすいのは、ビールや魚卵ではないでしょうか?
ビールはプリン体オフの商品が出るほど、プリン体を含む代表格で、一回の摂取量が多くなってしまうことからも尿酸値の高い方は控えるか、プリン体オフの製品を選ぶことが好まれます。
プリン体が特に多い食材:白子やからすみなどの内臓系
そしてビールの次に気をつけたいのが、魚卵。ではなく、内臓系です。
白子(精巣)やレバー、あん肝、からすみ(卵巣)などの内臓系は特にプリン体を多く含むため、尿酸値の高い方は注意が必要です。
意外とプリン体の少ない魚卵
一方、プリン体の高いイメージのある魚卵ですが、いくらや筋子、数の子などは実はガイドラインでも低プリン体食品に分類されるほど、プリン体は少なめ。
食品とプリン体量一覧
食品のイメージとプリン体量が違うことも多くありますので、気になる食品は調べてみてくださいね。
食品(100g) | プリン体量(mg) | ガイドライン分類 |
あんこう肝(酒蒸し) | 399.2 | 極めて多い(300mg~) |
イサキ白子 | 305.5 | 極めて多い(300mg~) |
牛レバー | 219.8 | 多い(200~300mg) |
カツオ | 211.4 | 多い(200~300mg) |
牡蠣 | 184.5 | 普通(100~200mg) |
明太子 | 159.3 | 普通(100~200mg) |
ウニ | 137.3 | 普通(100~200mg) |
たらこ | 120.7 | 普通(100~200mg) |
うなぎ | 92.1 | 少ない(50~100mg) |
数の子 | 21.9 | 極めて少ない(~50mg) |
すじこ | 15.7 | 極めて少ない(~50mg) |
いくら | 3.7 | 極めて少ない(~50mg) |
もちろん食べすぎには注意です
魚卵を制限していた方には嬉しい情報でしたが、もちろん食べすぎは厳禁!
プリン体量が少なくても、たくさん食べればそれだけ総量は増えますし、痛風はカロリーオーバーでも誘発されます。
魚卵も栄養を摂る選択に入れてみましょう
いくらはカロリーも低く、アスタキサンチンと呼ばれる抗酸化力の高い栄養素も含んだ優秀な食材です。
痛風で食べるのをやめていた人は、適量であれば食べても問題ないですよ!
まとめ
今回は意外と痛風でも食べられる魚卵についてご紹介しました!
痛風の方は食事コントロールが大変ですが、食べられるものを探してみてくださいね!
・痛風でも食べられる魚卵を知りたい
・プリン体の多い食材を知りたい
・痛風を防ぐ食事を知りたい