目がぼやけたり、視界が白くかすむ「かすみ目」。目は朝から晩までずっと使いっぱなしなので、「かすみ目」になるとストレスですよね。そんなかすみ目は、目のSOSかもしれません!今回はそんなかすみ目の原因と、おすすめの予防法についてお話しします。
なんだか見にくい「かすみ目」とは?
かすみ目とは視界がぼやけたり、白くかすんでしまうことを指します。人によって感じ方は違いますが、ピントが合わないように感じたり、目が乾いているように感じる方もおられます。
実際に、かすみ目の原因となるのは、目の凝り(こり)による目の筋肉の不調や、瞬きが少ないことによるドライアイによっておこります。
目のピント調節機能をもつ毛様小帯につながる毛様体筋は、近くを見たり遠くを見たりする時に収縮をしてピントを合わせようと働きます。その毛様体筋が長時間の目の使用やVDT作業(PC、スマホ、テレビ、ゲームなど)によって凝り固まった状態になることで、ピントがうまく調節できずに視界がぼやけてしまうのです。
また、長時間スマホやパソコンを集中して見続けることで、瞬きの回数が減ってしまい目が乾燥しやすくなってしまします。目の潤いは目を守る役割をもつため、乾燥することによってかすみ目や疲れ目を引き起こしてしまいます。
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かすみ目は「疲れ目」のサイン!アイケアに目を向けましょう
目は自動的にピントを調節してくれる優れた器官ですが、そのピント調節能力には限界があります。目の使い過ぎで、凝り固まった目は上手く機能してくれずに「かすみ目」を引き起こしてしまいます。
しかし、毎日仕事や家庭で目をたくさん使うことに慣れてしまっている人は、自分の目が疲れ切っていることに気が付いておらず、何もケアをしないままにしている人も多いのではないでしょうか?
ピントが合いづらくなったり、視界がぼやけるなど、かすみ目の症状が出たときは、あなたの目が疲れ切っている証拠です。目のケアをしないまま、毎日目を酷使していると、目の病気や視力の低下、頭痛や集中力の低下などの可能性が高くなってしまいます。
そのため目からのSOSを見逃さずに、これからも毎日お世話になる大切な目だからこそ、きちんとケアしてあげましょう!
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こまめな目の休憩を心がける
ずっと同じ姿勢でいると凝り固まる肩こりと同じで、目の筋肉もずっと同じ場所を見続けると凝り固まってしまいます。同じ作業をしている時にも、定期的に目を数秒閉じる時間をとったり、目の向きを変えるように視界をぐるぐると動かしてあげてください。時間があれば、画面から離れ、遠くの景色を見ることも良いでしょう。
目の周りの血流を巡らせる
目の周りにはたくさんの神経や筋肉が存在しています。凝り固まった目をほぐすために、目元のマッサージや、蒸しタオルで温めてあげるなど、血流を改善することで疲れ目を軽減させることができます。
目にいい栄養素を摂る
目の健康にいいとされる栄養素には、ビタミンA、ルテイン、アントシアニン、アスタキサンチンなどがあります。これらの栄養素を含む食材は、色の濃い緑黄色野菜(ビタミンA、ルテイン)や、ベリー類(アントシアニン)、イクラや鮭(アスタキサンチン)等があります。抗酸化作用のある栄養素は、血流をスムーズにしたり、細胞を若々しくする効果があるのでおススメです。
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まとめ
目は毎日使うものだからこそ、きちんとケアをしてあげることが大切です。正しくケアをすることで、疲れ目、かすみ目が少しでも改善すれば毎日の生活はグッと楽になるはずです。気軽に取り入れられそうなものから少しずつ始めてみてくださいね。