妊娠中や授乳中の方の中には、花粉症で薬を飲めず困っている方も多いはず。
花粉症に効果があると話題の「甜茶」のカフェイン量についてご紹介します!
甜茶とはバラ科の植物「甜葉懸鉤子」から作られるお茶
甜茶とは、「舌に甘い」という漢字にもあるように、甘いお茶の総称です。
甜茶の中でも、花粉症などのアレルギー症状に良いとされているのは、
バラ科の植物「甜葉懸鉤子(テンヨウケンコウシ)」の葉からつくられるお茶です。
甜茶はカフェイン含有量がゼロ!
甜茶はカフェインゼロだから安心
妊娠中・授乳中の方や、就寝前の摂取で気になるのがカフェイン含有量。
甜茶はカフェインが入っていない為、安心して飲むことができます。
お茶のカフェイン量一覧
お茶は種類によって、カフェイン含有量が異なります。
お茶の種類 | カフェイン含有量 |
玉露 | 160mg/100ml |
紅茶 | 30mg/100ml |
煎茶 | 20mg/100ml |
ほうじ茶 | 20mg/100ml |
ウーロン茶 | 20mg/100ml |
玄米茶 | 10mg/100ml |
むぎ茶 | 0mg/100ml |
甜茶 | 0mg/100ml |
【参考】コーヒー | 60mg/100ml |
※日本食品標準成分表2020より抜粋
カフェインの摂りすぎには注意
妊婦がカフェインを摂り過ぎることにより、出生児が低体重となり、将来の健康リスクが高くなる可能性があるとされています。
日本ではカフェイン摂取量についての具体的な数値は示されていませんが、世界保健機関(WHO)では妊婦のカフェイン摂取に関する勧告を公表し、1日300 mg 以上の高カフェイン摂取の妊婦に対し、妊娠中はカフェインの摂取量を減らすように注意喚起しています。
違う種類のお茶と混ざった茶葉には注意が必要
甜茶自体のカフェイン含有量はゼロですが、市販されている商品の中には違う種類の茶葉とブレンドされているものも。
甜茶以外の多くのお茶にはカフェインが含まれていますので、注意が必要です。
ちなみに甜茶は甘味があるけどカロリーもゼロです!
甜茶は甘味のあるお茶なので、カロリーが含まれているように感じますが、実は0キロカロリーです。
妊娠中は体重制限があったりするので、体重増加が気になる方にもおすすめです。
妊娠中、授乳中も安心の花粉症対策には甜茶がおすすめ
妊娠中、授乳中は、薬の服用には特に気をつけたいもの。
おなかの赤ちゃんや、授乳中の赤ちゃんに悪影響を及ぼす場合も多々あります。
甜茶の効果実感は14%!優しく作用する花粉症対策
甜茶は自然の成分でやさしく花粉症に効果を示します。
しかし優しすぎるがゆえに、甜茶が花粉症に効果があると実感する人の割合は低く、14%との調査報告があります。(厚生労働省の調査より)
▼漢方薬と西洋薬の違いとは?からだに優しい漢方薬についてはこちら
甜茶は早めに飲むことがおすすめ!
甜茶は優しく作用するため継続して飲むことが大切です。
春や秋の花粉症シーズンが始まる前の早めの時期から、継続的に飲んでみましょう。
身体の力を高めてくれるため、アレルギー症状がいつもより軽減することが期待できます。
甜茶の味が苦手な人は、サプリメントも活用
安心の花粉症対策ができる甜茶ですが、「甘いお茶」というものに抵抗感がある人も。
そんな方は、サプリメントで取り入れてみるのも一つの方法です。
サプリメントは健康食品なので、身体への強い作用もなく妊娠中や授乳中でも利用することができます。
まとめ
妊娠中、授乳中は子どものことを第一に考えてあげたいですよね。
でもお母さんが無理ばかりする必要もありません。
・妊娠、授乳中に花粉症の症状が出て困っている
・甜茶のカフェイン量について知りたい
・甜茶を飲むときの注意点を知りたい