味が感じないかもしれない、
何か味が変な気がする…
そんな不安に思ったことはないでしょうか?
もしかしたら亜鉛が不足しているせいかもしれません。
亜鉛不足になるとどんな症状があるのでしょうか。
亜鉛不足の症状5選
①味覚障害
味は舌にある「味蕾」がという器官で感じることができます。
亜鉛不足になると、その味蕾が作られなくなってしまい、味覚障害になってしまいます。
②皮膚炎
亜鉛が不足すると皮膚をバリアする働きが弱くなり、手洗い用ソープや中性洗剤などの刺激の弱いものでもかぶれやすくなってしまいます。
③免疫機能障害
亜鉛は免疫たんぱくの合成に必要なミネラルです。
不足することで、免疫細胞の働きが低下してしまいます。
そのため、市販の風邪薬やトローチなどにも亜鉛は含まれています。
④低アルブミン血症
亜鉛不足血液の中にあるアルブミンというたんぱく質が少なくなってしまいます。
それにより、むくみ(浮腫)がひどくなったり、低血圧になったりしてしまいます。
⑤創傷治癒遅延
ケガをした際、治すためにたんぱく質合成をするためたくさんの亜鉛が必要となります。
亜鉛が不足していると、ケガを治すための材料が不足してしまうため、ケガの治りが遅くなってしまいます。
そんな、不足すると大変な「亜鉛」ですが、どんな人が亜鉛不足になりやすいのでしょうか。
亜鉛不足に陥りやすい人とは
意外にも、アスリートなどスポーツする人は不足しがちなミネラルです。
汗で流れやすい亜鉛は、「スポーツ貧血」の一つとして亜鉛欠乏性貧血があります。
また、加工食品に含まれる添加物は亜鉛の吸収を阻害してしまいます。
アルコール代謝にも亜鉛が使われるため、お酒をよく飲む人や加工食品をよく食べることが多い人に不足しがちです。
近年では日本人の3人に1人は亜鉛不足と言われていて、厚労省から摂ることを推奨されているミネラルです。
子どもや妊婦さん授乳中はとくに注意!
亜鉛不足の症状のひとつに、「成長障害」があります。
こどもの成長期や、お腹に赤ちゃんがいる妊婦さんにはとても大切なミネラルです。
また、授乳中も赤ちゃんはお母さんから栄養をもらうので、乳幼児のお母さんも不足しがちです。
成人女性は1日8㎎が推奨量ですが、妊娠中は+2㎎、授乳中は+4㎎も必要です。
まとめ
亜鉛が不足してしまうと、様々な身体の機能がうまく働かなくなってしまいます。
食事に亜鉛が豊富な食べ物を取り入れたり、サプリメントを活用したり、不足しがちな亜鉛を補いましょう。
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[参考文献]※1 川村龍吉 山梨医科学誌 30(1),15~19.2015、厚生労働省『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』.亜鉛Zinc、香川明夫 七訂食品成分表2020.