秋になると、なぜかくしゃみをしたり、鼻水が出たり・・・
そんな経験はありませんか?
もしかしたら秋の花粉症になってしまったのかもしれません。
それか、この時期に急増するダニアレルギーかも。
秋の花粉症とアレルギーについて、その原因と対策をご紹介します!
秋、花粉を出す植物の種類とは
話題になる春の花粉症。
それに負けず劣らず、秋の花粉症も増えてきています。
秋の花粉には、どのような種類があるのでしょうか??
意外にも、身近な植物が多いようです。
秋花粉の植物の種類
1、ヨモギ 時期:8~10月
2、ブタクサ 時期:9~10月
3、カナムグラ 時期:9~10月
4、イネ科の植物 時期:7~10月
(カモガヤ(下写真)、ハルガヤ、オオアワガエリ、ギョウギシバなど)
※期間は7~12月の中で多く花粉が飛散している時期を抜粋、一部地域を除く
イネ科の植物は種類が多いため春から初秋まで、長い期間飛散します。
他の代表的な秋花粉は夏の終わりから秋にかけて。
一方で、春の代表的なスギ花粉も9~12月にかけて飛散している地域もあります。
くしゃみ鼻水が急に出て止まらない!という時は近くにこの植物が近くにあるかもしれません。
秋の花粉はやっかいですが、実はお家の中にもアレルギーの原因はたくさんあります。
花粉だけじゃない!秋に急増するアレルギーとは
夏は、「ダニ」が繁殖する季節です。
その「ダニ」の死がいが急増するのが秋。
そのため、ダニによるアレルギーは秋に多く発生します。
通年性である「ダニ」アレルギーですが、特に秋頃に気をつけたいものです。
その他、通年性の家の中にあるアレルギーは
・ホコリ
・カビ
・犬や猫などのペット
などです。
よく聞く「ハウスダスト」は?と思われるかもしれませんが、1㎜以下のアレルギーになるものの総称が「ハウスダスト」と言われています。
これには花粉やダニ、ホコリなど様々なものが含まれ、私たちにくしゃみや鼻水などのアレルギー症状を引き起こします。
そんな困りもののアレルギーですが、いつもよりちょっと気をつけるだけで、格段に良くなるかもしれません。
花粉やアレルギーから自分を守る対策とコツ
花粉アレルギーと通年性アレルギーは、対策方法が少し違います。
原因が分からない時は、どちらも試してみてください。
家の外で花粉におすすめ対策とコツ
・マスクをする
・ウール素材の花粉が付きそうな服を避ける
・メガネや帽子を着用する
・家に入る前や玄関で上着をはたく
家の中で花粉におすすめ対策とコツ
・帰宅したら、手洗い・うがい・洗顔
・洗濯物は取り込むときによくはたくか、部屋干しにする
・部屋の換気は窓を10㎝程度空けてレースのカーテンをして換気する
家の中でハウスダストなどのアレルギー対策とコツ
・フローリングはモップや床用のクリーナーで拭き掃除した後に掃除機をかける
・掃除機をいつもよりゆっくりかける
・布団をこまめに干すか乾燥機をかける(約週に2回が目安)
家の中でアレルギー症状が出たときは、こまめに掃除をすることがとても有効な対策です。
まとめ
自分のできる範囲内で、花粉症やハウスダストなどに負けないよう掃除や対策を心がけてみてはいかがでしょうか。
また、アレルギーは生活の乱れやストレスによって症状が変化することもあります。
しっかり睡眠をとったり、アレルギーに良い食事を心がけたり、趣味に打ち込んでストレスを解消したり・・・
気持ちも症状もかるくなるかもしれません。
ぜひ一度試してみてくださいね。
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▼花粉症に関係するブログはこちら
https://mkt.hamari-health.jp/blog/health/3897/
[参考文献]花粉症環境保健マニュアル2019(環境省)/花粉症の正しい知識と治療・セルフケア(監修:日本医科大学耳鼻咽喉科助教授大久保公裕)