美しい人も、そうでない人にも忍び寄るお肌の老化。なんとか逆らう術はないでしょうか?
老化現象と言われる恐ろしい言葉に立ち向かうにはどんな成分が有効なのでしょう?
そこで、2つのアミノ酸が結合したイミダゾールペプチドの一種【カルノシン】をご紹介。
【カルノシン】は運動能力維持に役立つ成分と知られています。
確かに【カルノシン】は脳や筋肉に多く含まれていますが、血中や皮膚にも存在しておりアンチエイジングに欠かせない成分なのです。
老化現象と言われる酸化と糖化
お肌の老化現象と言われる酸化とは、エネルギーを作る際に廃棄物として生成された活性酸素によって細胞が傷つき、ダメージを受けることです。
また、糖化とはたんぱく質(コラーゲン)と糖が結びつき、たんぱく質が変性することで弾力が低下し、シワやたるみが発生する現象です。
活性酸素って何?
ここでよく聞く活性酸素についてお話しします。活性酸素とは呼吸する時に取り込まれる空気中の酸素ガスから作られます。
普通の酸素と比べ、著しく反応性を増すことで強い酸化力を持った酸素の事です。
活性酸素は体内に侵入してくる細菌を殺傷するといったプラスの働きもするのですが、過剰に増えすぎると脂質やたんぱく質、DNAなどに影響し、老化の原因になると言われています。
これらの老化現象を促す悪者たちに【カルノシン】がどの様に闘うのでしょうか。
美肌に役立つ【カルノシン】
【カルノシン】には体内に発生する活性酸素から細胞を守る『抗酸化作用』があります。
また【カルノシン】が皮膚のたんぱく質のかわりに糖と結合し、糖化を起こしたたんぱく質が蓄積される前に、分解・排泄されやすいように働きかけ、真皮のコラーゲンやエラスチン繊維を糖化から守ることでアンチエイジングの効果が期待できるのです。
まとめ
【カルノシン】という成分の話はなんだかちょっと難しい、面白くない説明になってしまいましたが、体内に存在する【カルノシン】濃度は、加齢に伴い減少することがわかっています。
老化という現象は、生きている限りこれを止めることは出来ませんが、食べ物やサプリメントで補う事は出来ます。
今回は【カルノシン】がお肌に良いというお話しをしました。他にも運動能力や生活習慣病の予防にもおすすめの成分ということも是非、知って下さいね。