日本人のスマホ使用率が上がってきたことが要因となり、様々なアイトラブルが発生していることを知っていますか?
その中でも目が内側に寄ってしまい、物が2重に見えてしまうなどの症状が発生してしまう『急性内斜視』の方が増えているのはご存知でしょうか?
本日は最近増えている『急性内斜視』についてお伝えします。
『急性内斜視』って、どんな病気なの??
あまり聞きなれない病気の名前かもしれませんが、”内斜視”とは、目が内側に寄ってしまう病気を指します。急性がついているのは、先天的なものが原因ではないためです。
症状として、目が寄り目になってしまう、鼻の方の白目の部分が見えなくなってしまう、物が二重に見えてしまうなどがあります。
※急性内斜視になると目の黒目が内側に寄ってしまい、寄り目のような状態に。
『急性内斜視』が起こる原因とは
昔と比べ、今はスマホやタブレット、PCやゲーム機などのデジタル機器の画面を長時間見ていることが原因ではないかと考えられています。
世界各国で急性内斜視の症状が急激に増えていますが、日本では子供達(小学生~高校生)、そして、25歳前後の若い世代に多く発症例が見られます。
▼ブルーライトの影響について詳しくはこちらの記事で
どうして『急性内斜視』になってしまうのか?
眼球は、内直筋と外直筋といわれる筋肉で動かされています。
目は、近くを見るときに内直筋が縮み外直筋が緩んだ、”寄り目”の状態になります。
遠くを見るときは、上記とは逆の動きが行われます。
近くや遠くをバランスよく見ていると、筋肉は縮んだり緩んだりすることで丁度良いバランスが保たれますが、現代人の生活スタイルではスマホなど、近くばかりを見ることが多くなっているせいで、目が元の状態に戻らないようになってしまうのです。
それが急性の内斜視が起こってしまう原因です。
『急性内斜視』のセルフチェック方法とは?
急性内斜視になってしまうと、眼球が寄り目状態になってしまいます。
そのため、物が二重に見えてしまったりする”複視”という症状が起こることも。
※こんな風に見えたら要注意です。
複視になると、今までの見え方とは違ってしまうため、人や物にぶつかってしまったりしてとても危ないです。
「もしかしたら、私、その症状に当てはまるかも・・・」と思う方は、一度セルフチェックをしてみてください。
”斜視”のセルフチェック方法
- 5mほど先にある対象物(動かないもの)を決める
- 左右の目を交互に隠す
- 見え方と目の動きを確認する
3の時に左と右で全く見え方が違う場合は、早めに眼科を受診されることをおすすめします。
『急性内斜視』にならないために。
一日の中で全くスマホを見ないことは難しい世の中だと思います。
ただ、目に対する負担もとても大きいのは事実。
そのことを十分に理解した上で、デジタル機器を利用することが大切です。
・30分に1回は遠くを見る
・目と画面の距離は離して使用する
・暗い場所での使用は出来るだけ避ける
・1日の中でスマホやデジタル機器を触らない時間をつくる
など、毎日の使い方で予防することもできます。
デジタル機器の使い過ぎは、上記の症状以外にも、ドライアイや他の目の病気なども発症するキッカケとなってしまうこともあるため、そのことも理解した上で、上手に付き合っていく方法を見つけていきましょう。
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