季節の変わり目で、目がかゆくなったり、肌荒れしたり、鼻水がとまらない!
そんなつらい時期、薬に頼りたくなるけれど眠くなるのも怖い。
そこで、眠くならない健康茶の「甜茶(てんちゃ)」がいいって・・・
甜茶って効くの?なんで花粉症薬は眠くなるの?
そんな疑問を解決します!
甜茶ってどんなお茶?
甜茶とは、一般的に「甘いお茶」の総称になります。
日本で販売されている「甜茶」は、バラ科の白い花が咲く中国南部で栽培されている「甜葉懸鈎子(てんようけんこうし)」というお茶です。
中国では旧正月「春節」のお祝いの際に飲んだり、風邪をひいたときに飲む健康茶として古くから親しまれてきました。
甜茶は「甘い」という漢字が使われている通り、甘みのあるお茶ですがノンカロリー。
カフェインもゼロのため、女性には特にうれしいお茶です。
飲み方としては、茶葉を熱湯で5分煮出したり、ティーバックであればお湯を注ぐだけで飲むことができます。
煮出すのは時間がかかりますが、甜茶の有効成分である「甜茶ポリフェノール」を抽出するためにしっかり煮出す方法がおすすめです。
そんな甜茶は花粉症やアレルギーに良いと注目されるお茶ですが、実際はどうなのでしょうか?
甜茶が季節の変わり目に注目されるのはなぜ?
甜茶は、昔から花粉症などの症状に良いと言われていました。
厚生労働省のサイトでは「医療以外での花粉症対策は?」という質問に対し、「甜茶が良い」という回答が最も多くされています。
さらに、甜茶を飲むことで花粉症の症状が予防的に抑制される研究結果も出ており、その信頼性は高まってきています。(※)
その一方で、花粉症の方に甜茶の効果についてアンケートをした結果、「甜茶に効果を実感した」と回答した方は14%という低い数値になりました。
甜茶の効果には個人差があることや、家庭で「甜茶エキス」をしっかり煮出すことは難しいことなどが原因として考えられます。
そのため、甜茶エキスがしっかり入った飴やサプリメントで、甜茶の成分をとることがおすすめです。
また嬉しいことに、甜茶エキスがしっかりはいっていても副作用は見られなかったと研究では報告されています。
ノンカフェイン、ノンカロリー、副作用なしという、いいことずくめの甜茶です。
花粉症のお薬のように眠くならないのも魅力的ですね。
花粉症のお薬が眠くなる理由
花粉症になると必要な花粉症薬ですが、なぜ眠くなるのでしょうか?
それは、「ヒスタミン」という物質が関係しています。
花粉やアレルギー物質が体の中に入ると、「ヒスタミン」が作られて鼻の粘膜などにある「H1受容体」とくっつくことで、くしゃみや鼻水などの症状が出てしまいます。
花粉症薬の多くは、この体の中でできた「ヒスタミン」が「H1受容体」をくっつかないようにするお薬です。
この鼻などでは悪さをする「ヒスタミン」ですが、実は「脳」では集中力や判断力をアップさせる重要な物質です。
そのため、花粉症薬の成分が脳に入ると集中力や判断力が低下して眠くなってしまいます。
まとめ:つらい時期を乗り越えたいあなたへ
甜茶は眠くならない、ノンカフェイン、ノンカロリーで、安心して飲める健康茶です。
お茶で飲む方はしっかり煮出して飲んでみてください。
ただしお茶だと「甜茶エキス」をしっかり摂ることは難しいため、飴やサプリメントもおすすめです。
お薬にあまり頼りたくない方や、お薬を飲めない方など、一度試してみてはいかがでしょうか。
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(※鵜飼 幸太郎, 坂倉 康夫, 竹内 万彦, 増田 佐和子, 湯田 厚司, 大川 親久, 緒方 俊行(1999)スギ花粉症に対する甜茶飲料の臨床的検討42 巻 4 号 p. 447-458/鵜飼幸太郎,雨皿亮,坂倉康夫(1995)通年性鼻アレルギーに対する甜茶エキスキャンディーの臨床的検討耳展38: 4; 519~532)