家から一歩でも外に出ると付けなければいけない「マスク」。
忘れては生きていけないほど必需品になりましたよね。
当たり前になったマスクですが、頭痛を引き起こすことをご存じでしたか??
「マスク頭痛」はなぜ起こる?マスク頭痛の原因
マスクは高い遮断性をもっている
マスクはウイルスや菌から私たちの身体を守ってくれるように作られています。
特に、医療現場でも使われて、薬局やドラックストアでも購入することができる不織布製のサージカルマスクは、高い遮断性をもっています。
サージカルマスクのBFE(細菌ろ過率)は一般的に95%以上と言われており、正しく着用することで菌から身体を守ることができます。
マスク内の酸素濃度が低下し「酸欠」に
一方で、マスクは遮断性が高くなるほど通気性が悪くなるため、自分の吐いた空気がマスク内に停滞し、マスク内の酸素濃度が低くなってしまいます。
その結果、十分に酸素が取り込めない「酸欠状態」になり、マスク頭痛や体調不良を起こすことがあるのです。
酸素の代わりに増える二酸化炭素は、頭蓋内血管を拡張させるため、血管の圧迫により頭痛が起こります。
肩こりによる頭痛にもつながる
さらに、長時間マスクのヒモを耳掛けする負担やPC作業の増加により、肩こりを起こす方も多く、肩こりの筋の圧迫により頭痛を併発することもあります。
「マスク頭痛」を防ぐ3つの方法
マスクをつける時間を短くする
いまや外出時に不可欠なマスクですが、常につけていると酸欠状態になってしまいます。
こまめに外して深呼吸をすることを心がけましょう。
・人との距離が取れるとき
・スポーツをしている時
・会話をしていない時
・屋外など換気が十分な時
フェイスシールド等は菌の吸い込みを防ぐ効果はありませんが、呼吸も楽で表情も見えるため、場合によって活用することも良いでしょう。
耳の痛くならないアイテムを活用する
最近ではマスクで耳が痛くならないようなアイテムが出てきています。
- マスクの耳掛け部分が柔らかい素材でできているものを選ぶ
- マスクのヒモを頭の後ろで固定するグッズを使う
- 少し大きめのサイズのマスクを着用する
自分に合うサイズのマスクや、便利なグッズも活用して、「マスク頭痛」や「マスク肩こり」にならないよう、工夫してみましょう。
こまめに水分を摂る
マスク内は湿度が高くなるため、口渇感に気づきにくいことがあります。
身体が水分不足の状態になると、血液の循環が悪くなり、頭部の血管が拡張し周囲の神経を刺激することで頭痛となります。
また、マスクによる摩擦やムレで肌荒れを起こすことも多いので、一緒に肌に良い栄養素も摂取することもおすすめです。
まとめ
まだまだマスクが手放せない時期が続きますが、マスクは私たちの身体を守るための大切なものです。
・マスクによる頭痛に悩んでいる
・コロナ禍以降、原因不明の頭痛がある
・マスクによる不快感を解消したい