7月に入ると「そろそろ夏バテ対策を始めないと…」と思っている方も多いかもしれません。意外と多くの人が間違った事実があります。現代の夏バテは、昔の夏バテとは少し違うということです。この点を正しく認識しておかないと、夏バテを解消しようと食べ過ぎて太ってしまったり、夏バテではないはずなのにカラダがだるい…ということが多いのでは?
夏バテの原因は?
従来の夏バテの原因は暑さからくる食欲の低下や食事の偏り、大量の発刊、睡眠不足といったものでした。暑いからと言って冷たいものを大量に飲んでしまうことにより胃液が薄まり、消化機能が低下して食欲が落ちるといった悪循環が多くみられました。昨今の夏バテの原因に多く見られるのは下記の原因かもしれません。
・火を使わない料理が多い
・食事は麺類・アイス・果物など簡単に済ませる
・野菜はほとんど食べない
・冷たいジュースや炭酸飲料、ビールをたくさん飲む
・水分を控えて汗をかかないようにしている
・冷房の効いた場所にいることが多い
・暑いので入浴はシャワーで済ませる
・夜遅くまで起きている
・運動はほとんどしない
当てはまる方も多いのではありませんか?
エアコンの影響が大きい
現代の夏バテに大きく影響しているのが“エアコン”!
エアコンの良く効いた部屋にいるのは確かに快適ですが、室内と暑い外の温度差にカラダがうまく対処できず、カラダが混乱し、自律神経失調症状態になっているんです。これが現在の夏バテ対策を一番難しくしている原因と考えられます。
効果的な夏バテ対処法!
エアコンが大きな影響を及ぼしている夏バテをどう対処すればよのでしょうか?
下記の点を注意してはいかがでしょうか。
エアコンの温度設定を調整する
エアコンの効いた部屋と暑い外を行き来するとカラダがついていけません。温度差を5
度以内に設定することをおすすめします。
こまめに上着の脱ぎ着をして調整
自分一人では、なかなか温度設定はかえられません。上着を着たり脱いだりして調整す
るのが良い。
エアコンよりも除湿器や扇風機を利用
湿度が低いと涼しく感じるので、冷房よりも除湿をうまく活用しましょう。風が当たると体表から熱が奪われて涼しく感じるので扇風機もうまく活用しましょう。
夏の快眠のためには頭を冷やす
頭が冷えると涼しく感じます。風邪用の冷える枕や冷却シートを使うとかなり涼しく感
じられます。
冷たい飲み物のがぶ飲みはダメ!
冷たい飲み物を取りすぎると胃液が薄まり消化機能の低下を招いてしまいます。
少量でも良質のタンパク質・ビタミン・ミネラルを摂る
夏バテ防止には、効果的な食事を摂りましょう。タンパク質、ビタミン、ミネラルをバ
ランスよく摂るようにする事です。ビタミンの中でも重要なのは糖質の代謝を助けるビ
タミンBを積極的に摂りましょう。
運動や半身浴で上手に汗をかいて体温調節
汗をかくのは体温調節のためにとても重要です。血流も良くなる、老廃物も出ていく効
果もあります。暑いからといってカラダを動かさないとうまく汗をかくことができなく
なります。涼しい夕方などに少しカラダを動かすなど、適度な運動をしましょう。
まとめ
今年の夏も昨年に引き続きコロナウィルスの影響下にあるマスク生活が強いられる生活が続きます。暑さ対策によりエアコンは無ければならない生活ですが、そのような状況下でもカラダは正直なもので、カラダにとって厳しい状況が続くと悲鳴を上げて、結果的に夏バテ状態に陥ってしまいます。自分自身でできる限り対処できるように日頃の生活に注意してこの夏を乗り切りたいですね。
しっかり食べて、良く眠り、いつも明るく生活する事を心がけて厳し夏を乗り切りましょう。