血液がサラサラになる成分と言われているEPAやDHAは、ヒトの体内ではほとんど作ることができない必須脂肪酸の一種です。
魚の油に含まれ、イワシやサバなど青魚など脂の乗った魚に豊富に含まれていることはみなさん良く御存じだと思います。
一般的に中高年になると血液サラサラ成分のサプリメントを摂る必要があると言われていますが、実は乳幼児からスポーツ選手にも必要な成分だということは皆さん、ご存知でしたか??
血液サラサラ成分の代表格であるEPAについて、様々な効果をご紹介します。
EPAとDHAの働きの違い
EPAは血液サラサラ効果、血液や血管の健康に様々な効果があることがわかっています。
DHAは脳や神経に存在し、母乳に多く含まれていると言われています。脳細胞を柔らかくし、情報の伝達性をよくさせるとともに、細胞を活性化させる効果があると言われています。
そのため、からだの出来上がった成人にはEPAを、そして、成長期の乳幼児にはDHAが必要です。
つまり、循環器系(血液や血管)の健康維持のために欠かせない、いわゆる血液サラサラ効果が明確なEPAは大人に、脳の構成成分であるDHAは成長期の子供におすすめです。
EPAの効果とは?
では、EPAについての効果をご紹介します!!
【中性脂肪を下げる→肥満の予防】
EPAを摂取することにより血液中の中性脂肪濃度を下げてことができます。中性脂肪を体内に蓄積しすぎると肥満やメタボリックシンドロームにつながります。結果、高血圧・脂質異常症・高脂血症・動脈硬化を引き起こし、心臓・血管の病気や糖尿病などの重大な疾患の原因となります。
【動脈硬化を予防します】
人の血管は、年齢と共に、傷んでゴミが溜まった道路ようにコレステロールや中性脂肪が溜まっていきます。傷んだ道路のような血管をメンテナンスしてくれるのがEPAなんです。
【血圧を下げてくれる】
EPAを摂取することにより血液の流動性を高め、血液粘度を下げ、血圧低下に働きます。
【ドライアイに効果】
ドライアイは目を守るのに欠かせない涙の量が不足したり、高齢化、エアコンの使用、パソコンやスマートフォンの使用、コンタクトレンズ装用者の増加に伴い、ドライアイ患者さんも増えています。EPAを摂取する事によりドライアイを発症しにくくなることが研究により示されています。
【アスリートにもEPA】
持久力をアップし、バテにくいカラダにするするためには、血液がスムーズに流れ、カラダの末端まで酸素を供給する必要があります。そのためにはサラサラ血液でなければなりません。
まだまだ効果はあります!
【抗炎症作用】
持久力をアップし、バテにくいカラダにするするためには、血液がスムーズに流れ、カラダの末端まで酸素を供給する必要があります。そのためにはサラサラ血液でなければなりません。
【アレルギーの抑制】
アレルギーを引き起こす物質を抑制する働きがあります。
【紫外線からの肌ダメージ低減】
紫外線によるお肌の炎症をEPAが抑制します。
【高血糖状態の改善】
2型糖尿病患者において、EPAの摂取により、血糖値、インスリン抵抗性やHbA1cなどの指標が改善さています。
さいごに
EPAを毎日摂取し続けることは難しいですね。
毎日、青魚を食べ続けることなんてできません。
中には、青魚はどうも苦手という方も多くいらっしゃるようです。
EPAを毎日の生活で、手軽に摂取するためにサプリメントを飲むというのも1つの方法だと思います。
EPAを摂って、生き生きとした生活を続けていきたいですね。
出典「日本食品脂溶成分表」科学技術庁資源調査会編(1989年)より
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