スマートフォンやパソコンなどを長時間使用していると、目の疲れだけではなく、
様々な症状を感じられる方は多いのではないでしょうか。
そのなかでもあまり知られていないのが、
目の疲れからくる「頭痛」です。
今回は、疲れ目によって起こる目以外の症状のうち、頭痛に焦点をあて、
症状のメカニズムや予防方法などをご紹介いたします。
頭痛になる4つの主な原因
まずは今回の主題である頭痛について簡単に説明いたします。
頭痛には大きく分けて4つの種類に分けることができます。
以下に頭痛の種類と主な原因について簡単に説明いたします。
緊張型頭痛
緊張型頭痛はその名の通り、緊張やストレスが関係しているといわれる頭痛で、最もよく見られる頭痛です。
緊張型頭痛では「頭全体が締め付けられるような痛み」、「頭が重い」などの症状があるといわれています。
緊張型頭痛が発生する主な原因として、
①:長時間同じ姿勢で仕事をする
②:ストレスをため込む
などにより、肩や首周りの筋肉が緊張状態(=凝り)となり血流が低下、
神経が刺激されることで頭痛が起こるといわれています。
後ほど詳しく説明しますが、目の疲れと最も関係がある頭痛のひとつです。
片頭痛
片頭痛はいわゆる「頭の片側、または両側がズキズキする痛み」を感じる頭痛で、女性のほうが多くみられる頭痛といわれています。
片頭痛が発生する主な原因はまだ詳しく解明はされていませんが、
脳にある神経が刺激されることにより血管が拡張、炎症を起こすことで頭痛が起こるといわれています。
また、片頭痛は起こる前に何らかの予兆(あくびが多くなる、視界にギザギザ、キラキラした光が見えるなど)を感じる人がいます。
その時に薬を服用することである程度痛みをコントロールすることができるといわれています。
群発頭痛
群発頭痛(ぐんぱつずつう)は、「目の奥がえぐられるような激しい痛み」がする頭痛といわれており、男性のほうが多くみられる頭痛といわれています。
群発頭痛の原因について、
- 目の奥にある血管(内頸動脈=ないけいどうみゃく)に何らかの異常が起こる説
- 体内時計をつかさどる視床下部に何らかの異常が起こる説
などがありますが、詳しくは解明されていません。
病的な頭痛
上記の3つ以外に病的な頭痛があります。
例えば、脳出血や脳腫瘍などの病気が原因で起こる頭痛です。
これらの病気による頭痛は
- 金槌で殴られたような激しい痛み
- どんどん痛みが強くなる頭痛
- 体のしびれがある
などの症状があるといわれています。
疲れ目からくる緊張型頭痛とは
パソコンやスマホの利用などによって、
目のピントを合わせる筋肉(毛様体筋)が緊張状態=凝りとなり、
目や肩、首周りの筋肉などの血流が低下することで、
目の疲れ → 肩や首の凝り → 頭痛
と、順番に症状が発生します。
ですので、頭痛を感じる方で、
- 目がショボショボする
- 目が霞む
- 肩が凝っている
などの症状を持っている場合は、
疲れ目からきている緊張型頭痛の可能性があります。
緊張型頭痛と疲れ目をケアする方法
頭痛は、対処が早ければ痛みをコントロールすることが可能ですので、
- 少しでも痛みを感じる
- 頭痛が起こりそうな気配がある
ような場合、すぐに薬を服用することが大切です。
疲れ目にならないよう積極的な対策をとることがおすすめです。
例えば長時間のデスクワークでは、
下記の方法で目の緊張を解いてあげることが非常に有効です。
1 : 一定時間ごとに目を休めるため遠いところを見る
目の疲れに緑色が良いとされているので、近くの山や木々などの緑を眺めると良いでしょう。
2 : 目の周りの軽いストレッチをする
例えば、
- ウインクを交互に行う
- 目をゆっくりと一回転させる
- 目じりやこめかみをゆっくりと押す
といった簡単なストレッチを行いましょう。
3 : 目薬を差す
目が疲れている時は、刺激がある目薬を差したくなると思いますが、
目を休めるためにも低刺激のものや、
人工涙液タイプの目薬を使用すると良いです。
さらに、目のピント調節を助けるといわれている栄養素である、
- ・アスタキサンチン
- ・ビルベリー
- ・ビタミンB12
を積極的に摂取することも目の緊張を解く際に重要になります。
▼疲れ目におすすめのアスタキサンチンについて詳しくはこちらの記事で
まとめ
疲れ目から起こる頭痛は、
その元となる疲れ目を予防することで抑えることが可能です。
・頭痛で悩んでいる
・アイケアの方法を知りたい
・疲れ目に効くサプリメントが知りたい