スポーツをしており、身体づくりをしている人の中には、食事や栄養に気を使っている方も多いと思います。
でも、なかには「プロテインを飲んでおけば大丈夫!」とプロテインを過信しすぎている人はいませんか?
今回は、身体づくりをする上で見落としがちなミネラル「亜鉛」についてお話しします!
スポーツに必要な栄養素の代表格「たんぱく質」
身体づくりをするうえで、一番に思いつくのがたんぱく質ではないでしょうか?
たんぱく質は、3大栄養素の一つで、筋肉や皮膚、骨、髪、血液、内臓、酵素、ホルモンなど、身体をつくる材料となるためとても重要な成分です。
激しい運動をすると、筋線維が傷ついてしまいますが、たんぱく質を十分に摂取することで傷ついた線維が修復され、より強く大きい筋肉を作り上げることができるのです。
しかし、たんぱく質を含む3大栄養素だけを摂取していても、健康的な身体づくりはできません。そこで重要になってくるのが「亜鉛」です。
身体づくりにおすすめのミネラル「亜鉛」とは?
亜鉛はたんぱく質代謝のサポートをする
亜鉛は、微量ミネラルの一つで、牡蠣に多く含まれることで知られています。
亜鉛の主な働きは、正常な味覚の形成や、健康な皮膚・粘膜の形成、たんぱく質・核酸の代謝のサポートです。
傷ついた筋線維の修復も
さらに亜鉛は、筋トレなどの身体づくりを行う場合、傷ついた筋線維の修復がスムーズに行われるようサポートする働きがあります。
亜鉛は不足しやすい栄養素
プロテインにはビタミンが入っていることがほとんどですが、亜鉛などのミネラルは入っていないものも多く、日頃の食事からも不足しやすい栄養素のため注意が必要です。
「亜鉛」は免疫力を高め、身体のコンディションも整えてくれる!
亜鉛は、免疫力の低下を防ぎ、強く健康な身体づくりをサポートする働きがあります。
体調を崩しやすかったり、風邪をひきやすい方は、亜鉛不足かもしれません。
大切な大会の前に、体調を崩すと大変なので亜鉛は日頃から積極的に摂りたい栄養素です。
また、新陳代謝を高め、ケガや筋肉痛の治りも早めてくれる効果が期待できるため、スポーツをしている方にピッタリの栄養素と言えそうです。
不足しがちな「亜鉛」を上手に摂る方法
亜鉛は、牡蠣を代表としてレバーやウナギ、たまご、大豆などの食材に含まれています。
亜鉛の1日の推奨量は成人男性で11㎎、成人女性で8㎎とされています。
しかし、国の調査によると、実際の平均摂取量は男性で8㎎台、女性で7㎎台と不足の傾向が続いています。
(平成30年度国民健康栄養調査より)
牡蠣やウナギなどはあまり食べる機会も多くないと思いますが、たんぱく質を摂るように心がけると亜鉛も摂りやすくなります。
亜鉛不足が気になる場合は、サプリメントで補うこともおすすめです。亜鉛のサプリメントは比較的安価に手に入りますので、気軽に始められますよ!
まとめ
身体づくりをするうえで欠かせない「亜鉛」。
筋力アップだけに目を向けるのではなく、身体全体のコンデイションを整えてあげることを心がけて、本当の意味で強い身体づくりを目指しましょう!
▼スポーツに必要な栄養素についての記事をみる
最新記事 by (全て見る)
- 秋の花粉症は春よりつらい!すぐできる花粉症対策と体質づくり - 2024年10月17日
- スポーツの秋!ウォーキングの効果3選 - 2024年10月11日
- 管理栄養士おすすめ!スポーツ・トレーニングにおすすめの栄養素 - 2024年9月26日
・スポーツに必要な栄養素について知りたい
・丈夫で健康な身体作りをしたい
・免疫力を高めたい