今や生活になくてはならない存在となったスマホやパソコンですが、その影響により高齢者の症状であった「老眼」が若者の間で加速しています。
若者の老眼は「スマホ老眼」とも呼ばれ、はじめは目の疲労によって起きる一時的なピント調節機能の低下が原因ですので、早めに毛様体筋の疲労をケアしてあげれば回復します。
しかし、アイケアを怠ると慢性的になり、眼精疲労へと発展し、視力の低下をも引き起こします。
スマホを手放すことは難しいかと思いますが、目の疲労を蓄積させないよう、日ごろから目をいたわることが大切です。
眼精疲労チェック項目
さて、あなたは以下の項目にいくつあてはまりますか?
☑1日6時間以上、スマホまたはパソコンの画面をみている
☑暇があるとゲームをしてしまう
☑目が乾きがち
☑充血しやすい
☑疲れ目になりやすい
☑近眼が進んでいる
☑目のピントが合いにくい
☑頭痛持ちだ
☑首や肩が凝っている
チェック項目が2つ以上ある方は、すでに眼精疲労かも知れません。
そこで、今日からできるアイケアをご紹介していきます!
マッサージでアイケア
まずは「太陽(たいよう)」、「睛明(せいめい)」、「承泣(しょうきゅう)」、 「攅竹(さんちく)」の4つのツボを覚えておくと便利!
左右の目の目頭から少し鼻よりのくぼみのところ。目の疲れだけでなく・頭痛にも効果があります。
睛明(せいめい)
目頭のすぐ内側。目を閉じて、眼球を押さえつけないよう注意しながら刺激します。
承泣(しょうきゅう)
目の下の骨の中央。あらゆる眼精疲労に効果があると言われています。
攅竹(さんちく)
眉毛の内側の端の部分にあるくぼみです。目の疲れやドライアイなどに効果があるといわれています。
これらのツボを定期的にマッサージしたり、意識的に瞬きをしたり、眼球を動かし、目の筋肉を鍛えるのも効果的です!
食材やサプリでアイケア
目によいとされる身近な食材は沢山あります。レバー、うなぎ、柑橘類、緑黄色野菜、アーモンド、豆類…
中でも緑黄色野菜は目のビタミンといわれていますが、一人暮らしだったり、仕事に追われていると、どうしても外食や加工食品に頼ってしまい、毎日十分な量を取るのは難しいですよね。
そこで、お手軽にサプリメントでの補給はいかがでしょう。
眼精疲労にはアスタキサンチン、目の老化防止にはルテインが有効です。
鮭やエビ・カニ・イクラなどに含まれる赤いアスタキサンチンは強い抗酸化作用を持ち、目のピント調節機能に働きかけ、目の毛様体の血流を改善し、目の筋肉の凝りをほぐします。
一方ブルーベリーに含まれる青い成分がルテインです。スマホやパソコンなどのブルーライトダメージから目の黄斑部や水晶体・角膜・網膜などを守る、フィルターのような役割をはたします。
▼ブルーライトは目に悪い?ブルーライトについて詳しい記事はこちら
また、目の筋肉をほぐし血行を促進することは、ドライアイの予防にもなり、視力の低下も防いでくれます。就寝前に温めたタオルを乗せるだけでも、目の筋肉をほぐすことができますので、試してみてはいかがでしょうか。
どうしても怠りがちなアイケアですが、少しづつ、一日のルーチンに加えてみませんか?
まとめ
目の疲れを蓄積させないことで、慢性的な眼精疲労は防げます。
スマホ、パソコンを使ったら意識的に、この3つを試してみましょう。
①目の周りのツボをマッサージ
②食事やサプリメントは目によい素材を選ぶ
③就寝前に目を休めて睡眠の質を上げる
アイケアは取り入れやすいものから、毎日加えてみて下さいね!
▼アイケアにおすすめのアスタキサンチンについての記事はこちら
余談ですが…
アフリカのマサイ族。その視力は「8.0」とも「10.0」とも言われています。
同じ人間なのに何故ここまで違うのでしょうか?
彼らは、狩猟をする習慣から、常に遠くを見る眺視(ちょうし)の能力が自然と備わっており、私たちのように目を酷使することがないからだと言われています。
このご時世、お出かけはなかなか厳しいですがたまには見晴らしの良い場所に出かけて、遠くに見える景色を楽しむと、気分のリフレッシュとともに眼精疲労の緩和にも役立つでしょう!
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