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唾液を増やす方法!亜鉛が歯周病や口臭対策にも効果的

コロナウイルスの広がりから、現在注目されている感染対策。

感染予防を考えるうえで、唾液の量はとても重要なのです!

今回は意外と知らない、唾液のチカラと唾液を増やす方法についてお話しします!

管理栄養士 杦村
▼こんな方におすすめの記事です
感染対策、免疫力が気になる
唾液の量が少なくて心配
・口の中がねばつきやすい
ライター:管理栄養士 杦村
免許取得後、社員食堂の現場でメニュー開発や集団栄養指導の経験を積み、現在は健康食品事業部でブログ記事やECサイトの運営を担当しています。好きなことは旅行とスポーツ。栄養情報や気になるお役立ち情報を配信していきます。

唾液は私たちの身体を守る

唾液には口の中の菌の増殖を防ぐ作用がある

唾液は、口の中の潤いを保ち、食べ物を飲み込みやすくするだけではありません。

口の中に入った菌が増殖することを防いだり、口臭の予防、虫歯・歯周病から守るなど、様々な働きをもっています。

菌と戦う免疫成分も配合

唾液の成分には、菌と戦う免疫成分や抗菌成分消化を助ける酵素などが含まれています

管理栄養士 杦村
口に入った細菌を唾液中の成分がやっつけることで、菌が体内に取り込まれることを防ぎ、私たちの身体は守られているのです!

1日に出る唾液は1.5リットル!

私たちの身体を守り、口内環境を整えるために重要な唾液は、健康な大人で1日に約1.0~1.5リットルも分泌されています。

分泌量は一定ではなく、ご飯を食べるときに多く分泌されたり、寝るときには分泌量が減ったりと調節されています。

梅干しやレモンで唾液が出るのも防衛反応?

ちなみに梅干やレモンを見たときに、唾液が多く分泌されますよね。

これは酸っぱいものには毒性のあるものも多いため、脳が身体を守るために唾液を分泌しているそうです。

写真を見るだけで唾液があふれだしてくるなんて、すごい防衛能力・・!

唾液の量が減ったら要注意!唾液が減る原因

老化による減少

唾液の量は老化によって年々少なくなってしまいます。

水分不足による減少

身体に水が不足している脱水状態などでは、唾液に回せる水分量が減ってしまい、唾液分泌も少なくなってしまいます。

口呼吸による減少

口呼吸をしている人は、口内の唾液が蒸発しやすい状態となってしまうため、唾液量が減少してしまいます。

日中の起きている間は鼻呼吸をしていても、睡眠時に、鼻が詰まっているなどで無意識に口呼吸をしてしまっている場合もあります。

その他、ストレスや病気による唾液量の減少もあります。

唾液が減少すると免疫力が低下する

唾液が減少して、口内が乾いた状態になると、以下のような変化が起こります

  • 口がねばつき、口臭が発生する
  • 食物の消化吸収がスムーズ行われない
  • 歯周病菌が増殖し、歯周病になる
  • 抗菌作用が低下し、感染症にかかりやすくなる

そのため菌やウイルスに負けない身体を作るためには、唾液の量を増やしてあげることが大切になってきます。

では、どうすれば唾液量は増えるのでしょうか?

唾液を増やす方法

水分を十分に摂り、水分量を増やす

唾液の99%は水分です

水分摂取が足りていない状態だと、唾液の分泌量も減ってしまします。

意識的に水分を摂るよう心がけましょう

よく噛んで食べる

噛むことで唾液腺が刺激され、唾液の分泌が促進されます

ガムやするめなどよく噛むものを取り入れるのもおすすめです。

ひとくちにつき、30回以上噛むことを意識してみましょう!

亜鉛を十分に摂取する

亜鉛は、正常な味覚を維持したり、口内環境を整える働きをする重要なミネラルです

食事だけでは不足しがちな栄養素のため、意識して取り入れましょう。

亜鉛を多く含む食材

牡蠣、うなぎ、レバー、煮干し、たまご、ナッツ類など

口呼吸を改善して、鼻呼吸をする

日中や寝ている間など、口呼吸になってしまっている人は次のことを意識しましょう!

  • 意識的に鼻呼吸を行う
  • 咀嚼筋を鍛える(ガムやするめを噛む)
  • 寝るときはサージカルテープを貼る(口をすべて覆わないように注意!)
  • 歯並びが悪い場合は、矯正治療を受ける

まとめ

管理栄養士 杦村
唾液を増やすことで、強い身体づくりができます!ぜひ自分の唾液量意識してみてくださいね
よく噛む、お水をよく飲むくらいならすぐ始められそう・・!

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