ヒトや動物の脳・神経・筋肉の中には、イミダゾールペプチドという物質が含まれています。
このイミダゾールペプチドの代表的なものとして①カルノシン ②アンセリン ③バレニン の3種類があり、ヒトは①カルノシン を摂れば、「睡眠を改善」して「疲労を回復」することが出来るといわれています。
では、詳しく見てまいりましょう。
【カルノシン】は、ヒトなどの哺乳類がもっているイミダゾールペプチド
3種類のイミダゾールペプチドのうち、①カルノシン はヒトなどの哺乳類に多く含まれ、②アンセリン は鳥類・魚類に多く存在します。
そして、哺乳類のなかに例外があり、鯨においては③バレニン がとても多く含まれているのです。
それぞれの動物で筋肉や神経の働きが異なり、それに伴ってイミダゾールペプチドの種類も異なっているものと思われます。
私たち、ヒトに多いのは①カルノシン です。
【カルノシン】は筋肉にとどまらず、神経や脳にもたくさん含まれています。
筋肉のパフォーマンスをアップするだけでなく、神経や脳の働きにも影響を与える存在となっています。
【カルノシン】は肉体疲労だけではなく、精神疲労にも効く
【カルノシン】の大きな効果は、「疲労しにくくなる」ことと、「よく睡眠でき、スッキリ目覚めて、疲労が残らない」ことです。
【カルノシン】を飲用されているアスリート方々のご感想を、ご紹介いたします。
トライアスロンをされて、2000年シドニーオリンピックと2004年アテネオリンピックの代表であった「西内 洋行(にしうち ひろゆき)」さんは仰っています。
「カルノシン入りのサプリメントを飲んだ翌朝は、寝起きが明らかに違います。スッと起きられます。そして、回復力をサポートしてくれています。」
アイアインマン西オーストラリア大会で日本女子4位に入った「渕上 記理子(ふちがみ きりこ)」さんは、「カルノシン入りのサプリメントを夜寝る前に飲み始めて、初めに驚いたのは翌朝の目覚めの良さとカラダの軽さでした。回復力だけでなく、驚くことに競技力も高めてくれました。」
【カルノシン】は筋肉中の疲労物質である乳酸の分解を促進して「疲労を回復」するだけでなく、脳が疲労を感じる活性酸素を除去することによって「疲労感を軽減」します。
これは、【カルノシン】が肉体疲労だけでなく、デスクワークなどの疲労や精神的な疲労感を和らげる効果があることを示しています。
また疲労とは別の話ですが、【カルノシン】を摂取するすることにより、脳の血流が良くなって、脳の萎縮を防ぎ、認知症の予防になることが期待されています。
【カルノシン】は豚肉やサプリメントから摂るのがおススメ
では、様々な疲労の回復を、「筋肉」と「脳・神経」の両面からもたらしてくれる【カルノシン】はどうやって摂取すればいいのでしょうか?
【カルノシン】を多く含んだ食品は豚肉・牛肉・鶏肉などがありますが、この中では含有量が多くて価格が安い豚肉をオススメします。豚ロース肉や豚モモ肉には100gあたり800mg程度の【カルノシン】が含まれています。
また、スポーツをされているなどの理由で、毎日、一定量の【カルノシン】を摂取したい方は、サプリメントを活用されるのがよろしいでしょう。
なかなか取れない頑固な疲労には【カルノシン】をお試しあれ!
【カルノシン】による「疲労回復作用」の特長は、「睡眠を改善して疲労を回復すること」と「筋肉と脳・神経の両面から疲労を回復すること」です。
スポーツやデスクワークで「頑固な疲労の蓄積に悩んでおられる方」は、是非一度、【カルノシン】を摂取されて、その効果を試してみては如何でしょうか。
【参考文献】
農林水産技術会議事務局<2014年農林水産研究成果10大トピックス TOPIC10>別添10、(公財)日本食肉消費総合センター「お肉のあれこれミニ事典」
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