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カルノシンについて

初めてのブログ更新ということもありますので、今回は弊社の紹介も兼ね、イチオシの成分「カルノシン」について分かりやすく紹介したいと思います。

カルノシンとは?

カルノシンと聞いて、「カルシウム?」と勘違いされる方は多いのではないでしょうか?名前は似ておりますが、カルノシンはカルシウムとは全く異なる成分です。

カルノシンは、渡り鳥が長時間飛び続けたり、シマウマが餌を求めて長距離を移動したりするチカラの源ともいわれている成分で、私たちヒトにとっても欠かすことができない成分です。

少し専門的な話になりますが、カルノシンは“β-アラニン”と“L-ヒスチジン”という2つのアミノ酸がくっついたものであり、アミノ酸が2つ以上くっついた分子は“ペプチド”という名前で呼ばれます。さらにカルノシンは、内部に“イミダゾール基”という特徴的な構造を有しているため、“イミダゾール基を持つペプチド” = 「イミダゾールペプチド(イミダゾールジペプチド)」とも呼ばれています。

サントリーさんや日本ハムさんなどからイミダゾールペプチドを含む機能性表示食品が発売されていますので、こちらの名前で耳にした方もおられるのではないでしょうか?

なお余談となりますが、カルノシン同様に“イミダゾール基を持つペプチド(イミダゾールペプチド)”として、アンセリンやバレニンなどが存在します。それぞれの違いとして、カルノシンは私たちヒトを含む哺乳類に、アンセリンは鶏などの鳥類に、バレニンはクジラなどの海に住む生き物に多く存在しています。

体内でのカルノシンの役割

カルノシンは私たちヒトにおいては骨格筋(=腕の筋肉や足の筋肉などの、体を動かすための筋肉をいいます)や脳に多く存在していますが、これにはきちんとした理由が存在します。

骨格筋は体を動かすため、脳は考えるために大量のエネルギーが必要となります。そのため、これらの部位ではエネルギーが活発に作り出され消費されていますが、その際に “活性酸素”が併せて発生します。

活性酸素には免疫機能や情報伝達などの機能があり、カラダには欠かすことのできない物質ですが、一方で細胞にダメージを与え、いわゆる“疲労”や“老化”といった現象を引き起こします。

また、激しい運動をした際、骨格筋では乳酸が生成します。乳酸は疲労物質であるといわれていましたが、最近の研究では乳酸そのものではなく、乳酸が作られる過程で発生する水素イオンによって、筋肉中の環境が酸性に傾くことが疲労の原因のひとつであるといわれています。

カルノシンは、活性酸素を消去するチカラ(=抗酸化力)がとても強く、活性酸素が引き起こす“疲労”や“老化”を防ぐ機能があるといわれています。

さらにカルノシンは、酸性に傾いた環境を中和する能力(=緩衝能力)も優れているため、激しい運動を行った際でも疲労が起こりにくくなり、運動のパフォーマンスが向上するという報告があります。

疲れた時や頑張りたい時に「お肉が食べたい!」と感じるのは、私たちのカラダがカルノシンを欲しているのかもしれませんね。

オススメのカルノシンの摂り方

カルノシンを含むイミダゾールペプチドは、筋肉中に多く含まれているということもありますので、牛肉や鶏肉、豚肉などから摂ることができます。

特に牛肉ではモモやヒレ肉に、鶏肉では胸肉に多く含まれていますので、最近ブームになっているサラダチキンをサラダにトッピングする、鶏ハムにするなど、ひと手間加えるだけで簡単でヘルシーに摂ることができてオススメです。

目安として、鶏肉100gで、1日の摂取推奨量であるイミダゾールペプチド約200mgが摂れるといわれています。

カルノシンのまとめ

カルノシンは日々の食事からでもしっかりと摂ることができる成分ですので、まずは食事からの補給を第一として、疲れがひどい、または激しい運動をした日はお肉をしっかりと食べる、カルノシンのサプリメントを併せて摂るなどして疲れを残さない生活を送りましょう!!