栄養士の泉です!
栄養のことを専門で学んだからこそ、食べない方がいいと栄養士が我慢している食品を紹介します。
東京農業大学卒業後、5年食品の開発担当をしていました。長年の肌悩みを食事とサプリメントで改善したことで栄養の大切さを再実感。毎日の子育てにてんやわんやしながら、栄養の大切さを発信しています。
気をつけたい3つの食品
栄養士が特に食事で気をつけているのが塩分です。
塩分の高い食事を続けていると血圧が高くなり、心臓に負担がかかります。
その影響で、動脈硬化や心臓の病気になりやすくなります。
血圧が上がるとなりやすい病気は
- 心疾患:狭心症や心筋梗塞
- 脳血管疾患:脳出血や脳梗塞、くも膜下出血
将来、この病気にならないよう私が食べないようにしている食品は
①漬け物
②ラーメンの汁
③みそ汁やスープ
特に③は意外でしたでしょうか?
絶対ダメ!という訳ではないのですが、それぞれに理由があるんです。
食べすぎ注意な食品3選の理由
私はどれも好きな食べ物ですが、できるだけ食べない理由があります。
① 漬け物
塩分が多い食品の代表です。
高塩分の食事を続けていると胃の粘膜が傷つき、発がん物質の影響を受けやすくなります。
これが原因で胃がんになりやすいと言われています。
そのため、雪国などの塩蔵食品を多く食べる寒い地域ほど胃がんが多い傾向にあります。
秋田県出身で漬け物大好きな私にはとても残念ですが、食べないように注意している食品です。
② ラーメンの汁
ラーメンの塩分は1食当たり6gです。
これは大人が1日の摂っていいとされる塩分量とほぼ同じです。
ラーメンは塩分のほとんどが汁にあるため、飲まない方が健康のためになります。
③ みそ汁やスープ
意外かと思われますが、みそ汁やスープなどの汁ものは塩分が多く、毎食は食べない方がおすすめです。
1日3食の食事の中で、1食程度がおすすめです。
高血圧の方への栄養指導でもよくお話しすることが多い食事方法です。
個人的にはスープやみそ汁は毎食欲しいのですが、栄養士の勉強をしてからは毎食摂らないよう心がけています。
簡単に食事を改善するコツ
食生活をいきなり変えるのは意外と難しいことです。
塩分を控える3つのコツをお伝えします。
1. みそ汁やスープは具沢山にする
汁ものの塩分が良くないとお伝えしましたが、汁が少なければ摂る塩分を控えられます。
できるだけ汁を少なく、具沢山にすると野菜やたんぱく質などもたっぷりとれる健康的な食事になります。
2. 調味料はかけるのではなく、付けるようにする
醤油やソースなど、おかずにかけるより、小皿に出して付ける方がより調味料の量が少なくなります。
焼き魚やトンカツの際、調味料は小皿に出してつけて食べてみてください。
意外と少量で美味しくいただけます。
3. ダシや風味で味を美味しくする
塩分が控えめでも、味にアクセントをつけることで美味しく食べられるようになります。
- うま味:鰹節、ダシ、コンソメ
- 酸味:レモン汁、お酢
- 香辛料:カレー粉、わさび、ショウガ
とくにダシは塩分を控えるには最適です。
味が物足りないという場合には、塩分控えめの顆粒だしを使うと味がまとまります。
まとめ
栄養士も食べたいけれど、知っているからこそ注意している塩分が多い食事。
あなたの食事にいくつあてはまりましたでしょうか?
食事の仕方を今から見直すことで、将来の心臓や血管の病気のリスクを回避できます。
バランスのいい食事をして、ずっと健康でいたいですね。
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