今回は、味覚障害の原因とできるだけ早く始めてほしい味覚障害の予防法についてお話します!
・味が分かりにくくなった気がする
・味覚障害が怖い
・年々濃い味付けが好きになってきた
味を感じるメカニズムは?
舌にある味蕾で味を感じる
人が味を感じるのは、舌の表面にあるつぶつぶした突起(乳頭)にある「味蕾(みらい)」による働きです。
この味蕾の中にある、味細胞が味を感じ取り脳へと伝えることで、人は味を感じます。
香りや臭いも味を感じる要因になる
まおいしさは味だけでなく鼻に抜ける香りや見た目、舌触りによる影響も大きく、味覚、嗅覚、視覚、触覚、聴覚の五感で食べ物のおいしさを感じているのです。
味覚障害の3つの原因
加齢に伴う味蕾数の減少
味を感じるのに重要な部分である「味蕾」は、加齢とともに減少することが分かっています。
20歳以下の味蕾数に比べ、74歳以上の味蕾数は約3割程度に激減するという報告もあります。
バランスの悪い食事(亜鉛不足)
近年は、スナック菓子やカップラーメンなどのジャンクフードを食べる機会が増えたため、食生活が乱れて必要な栄養をとれていない場合があります。
バランスの悪い食事や、偏った食生活は味覚の発達に影響を与えてしまいます。
中でも現代の日本食生活で不足しがちな亜鉛は、味覚の健康維持に重要な働きを持ち、不足すると味覚障害を引き起こすため注意が必要です。
病気や薬の服用、ストレスによる味覚障害
糖尿病や高血圧などの薬の副作用や、風邪や鼻炎による鼻づまり、ストレスやこころの病気により味覚障害が起こることがあります。これには味がわからなる症状の他に、特定の味がわからなくなる、本来の味と違った味がするなどの症状があります。
医師に相談することや、きちんと薬の副作用を確認することも重要です。
味覚障害の予防に重要な「亜鉛」とは
亜鉛は味蕾をつくるために必要なミネラル
味蕾は新陳代謝の活発な細胞で、数週間で新しいものに作り替えられます。
しかし亜鉛が不足すると、味蕾の形成が正常に行われず、味覚異常を引き起こしてしまいます。
亜鉛は加工品で吸収阻害されることも
亜鉛は加工食品の普及した現代に不足しやすい成分のため注意が必要です。
加工食品に含まれる食品添加物や過剰な食物繊維、ホウレン草にふくまれるシュウ酸は亜鉛の吸収を阻害する働きがあります。
亜鉛を多く含む食材
亜鉛を多く含む食材には、カキ、レバー、うなぎなどがあります。
成長期のお子様や、味覚の低下が気になる方に積極的にも取り入れてもらいたい栄養素です。
味覚障害まとめ
味覚障害には、食事の内容が大きく影響します。
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