今年の夏は例年に比べると、暑さはマシだったように思います。しかし、夏の間に身体に受けたダメージにより、夏バテならぬ、秋バテになる方も多いのでは・・・?
だるさ、食欲不振、めまい、眠気、立ちくらみ、頭痛や肩こりなど、夏の終わりにこのような症状を感じたら、それは夏の間の疲れの蓄積による『秋バテ』のサインかもしれません。
秋バテは早めの対策でしっかりと改善していくことが大切。日々の食事や服装にちょっとした習慣や工夫を取り入れて、少しずつ不調を解消していきましょう。
今回はそんな秋バテの症状を感じている方へ、季節の変わり目や秋を健やかに過ごすための、秋バテ対処法についてのお話です♪
そもそも、秋バテの原因とは?
―秋バテは、おもに以下の3つの原因によって引き起こされると言われていますー
●猛暑疲れの蓄積・・・ここ数年の猛烈な暑さにより、身体がほてったり、熱がこもるため
●夏の間に蓄積された冷え・・・冷たい物の摂りすぎやクーラーが内臓の冷えを起こすため
●朝昼夜の寒暖差・・・秋特有の朝晩の冷え込みや昼との寒暖差が自律神経のバランスを乱してしまうため
夏に蓄積された疲れに急激な涼しさが加わるという、初秋の大きな変化に、体がついてこれなくなってしまうのだそう。しかし秋バテをそのままにしておくと、免疫力が落ちて風邪をひきやすくなったり慢性的な頭痛になったりと、様々なリスクもあります。現時点で少しでも症状が見られる場合は、できるだけ早めの対策を心がけてくださいね。
秋バテ対策・・・食事編
旬の食材を摂る
旬の食材はとても栄養価が高いのはもちろん、何より美味しくいただくことができます。秋にお手頃で手に入る食材といえば、ゴボウ、キノコ類、さつまいも、里芋など。どれも豊富な食物繊維が含まれているので、胃腸の動きを活発にする役割も期待できますよ。
冷汁はスープや鍋に、素麺は煮麺に、サラダは温野菜に。夏の終わりから初秋にかけては、調理法を少しずつシフトしていくのも大切です。
冷たい飲み物やクーラーなどによる内臓の冷えは、胃腸の機能を低下させてしまうので要注意です。身体がバテている時は血行不良に陥っている場合がほとんどなので、体を冷やす食べ物を控えてみましょう。また一般的に、夏野菜には水分をたっぷり含むものが多く、体の内側からクールダウンさせる効果を持つと言われています。食べ過ぎには十分気をつけましょう!
秋バテ対策・・・服装編
首・手首・足首を温める
体を効率よく温めるには、外気の冷えに影響を受けやすい『首・手首・足首』の3つの首を温めるのが良いとされています。靴下はもちろんアームウォーマーなど、ここ最近は様々な温めグッズが販売されているので、ぜひ積極的に活用してみてくださいね。
カーディガンなどの、薄手の服を持ち歩く
これからの季節は朝昼晩の寒暖差が非常に厳しくなっていくため、気温に対応しやすい服装を心がけるのも重要です。着脱しやすい薄手のカーディガンやパーカーなどを1枚持ち歩くと安心ですね。
秋バテ対策・・・生活編
ぬるま湯にゆっくりと浸かる
お風呂をシャワーだけで済ませている人も多いと思いますが、体の内側から冷えを取り、じんわりと温めるには、入浴が最適です。お湯の温度は38度~40度くらいのぬるめに設定して、ゆっくり長めに浸かりましょう。
軽めのストレッチや運動を取り入れる
秋バテによる自律神経の乱れは、軽めの運動で整えることができます。なにも、激しい運動をする必要はありません。まずは、体に負担をかけることなく続けやすいウォーキングやストレッチから始めていきましょう!
リラックス出来る時間をつくる
季節の変わり目に体調の変化が出やすい傾向にある方は、普段から余裕のあるスケジュールに調整しておくのもおすすめ。ぼーっとしたり何も考えない時間を大切にしたりするだけでも、十分に気持ちや身体が休まりますよ。
さいごに
猛暑が過ぎ、少し涼しくなってきたからと言って油断は禁物ですよ。夏に蓄積された疲労が、一気に溢れてくる季節です。秋を迎える前に一度しっかりと体調をリセットして、健やかに過ごすための準備を整えましょう。そして、秋バテにならないように、みなさん!心がけてくださいね♪
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