唐突ですが、問題です。人間を初め生き物の体は何で出来ているでしょうか?答えは『細胞』です。
いやいや違うだろう!水分・たんぱく質・脂肪・ミネラル等で出来ていると習ったよ!と思われた方。。。もちろんそうなのですが、水分は血液などの体液となって体の中を循環します。たんぱく質は筋肉や骨、内臓、皮膚、爪、髪の毛の主な成分です。16種類の必須ミネラルは丈夫な骨や歯、血液を作るのに欠かせません。
しかしながら、今まであげた筋肉や骨、内臓、脳、血液が循環する血管などすべてが細胞で出来ているのです。その細胞に働くのがコエンザイムQ10なのです。なぜ、コエンザイムQ10がそんなに大事なのか?をご説明します。
ミトコンドリアはエネルギーの生産工場
人の体には約60兆個もの細胞で構成されているそうです。そしてその細胞全てにミトコンドリアが存在します。小さな小さなミトコンドリアですが生命活動に必要なエネルギーを細胞内で生産する工場なのです。食事から摂取される栄養素を燃焼させてエネルギーの元となるATPを生産します。その生産に欠かせないのがコエンザイムQ10です。
生体のエネルギー通貨「ATP」
ここで、ATPとは何ぞや?の説明をしなくてはいけません。ATPとは生体内で通貨としての役割をする物質です。アデノシンに3つのリン酸が繋がったものです。
ATPは、酸素と食事から摂取される炭水化物、脂質、たんぱく質が主な材料です。
なぜエネルギー通貨と呼ばれているのかと言うと、結合しても分解されても大きなエネルギーを生みだし、体のどこにでも利用されている便利で価値のある存在だからです。
体のあらゆるところに存在しているコエンザイムQ10
初めに生き物の体は細胞で出来ているとお話ししましたが、コエンザイムQ10は体内全ての細胞で合成されています。臓器の中では活発に動き、たくさんのエネルギーを消費する心臓に多く存在します。また血液中のコエンザイムQ10の濃度が十分に保たれていることが健康な毎日を過ごすためには必要です。
まとめ
良く耳にするコエンザイムQ10はかなり大事だと思って頂けたでしょうか。活動エネルギーであるATPをつくる大切な成分のひとつであると同時に抗酸化作用という重要な役割も持っています。活性酸素によるダメージから身体を守ってくれるのです。
でも、残念なことに加齢や不規則な食生活、ストレスなどで減っていきます。食事に気をつけて、サプリでも補うのもおすすめです。そして、お肌のケアとしても是非コエンザイムQ10を取り入れて下さい。
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