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身体のバランスを整える漢方の「未病」を取り入れましょう

感染症が蔓延し、気軽に病院へ行きにくくなった昨今、治療を必要とする状態になる前に未然に防ぐことを心掛けてみませんか?

今回は私個人の体験談をもとに、漢方の未病についてお伝えします!

 

虚弱体質だった幼少時代に飲んでいた苦い薬の正体は…

 

幼少の頃の私は、たいそう偏食で小食だったせいか、瘦せ細って身体が弱く、転倒しただけで骨折したり、父がたかいたかいをしようと持ち上げただけで肩を脱臼したり、すぐに熱を出して寝込んだりする虚弱体質の子供でした。

それでも、母親に強制的に飲まされる茶色い苦い粉薬は毎日飲み続けていました。

やがて中学生になり、徐々に偏食が治っていきました。

細かった体に脂肪がつき始め、身長が3年間で10センチ以上伸び、気付いたら体力もつき、殆ど休むことなく通学できる迄になっていました。

 

お隣の優しいおじいさん先生が、漢方界のパイオニアだった!

 

ずっと飲まされていた苦い粉薬は、その頃住んでいた家の隣にある小さな病院で処方されていました。

そこにいる優しそうな先生が、第三の漢方と呼ばれる、東洋医学と西洋医学の良いところを合わせた新しい療法を生み出した名医・山本巌さんだと知ったのは、すっかり病気知らずの強い身体になった高校生の頃でした。

山本先生は、病名・病態の把握を西洋医学で取り入れることで、治療に時間をかけない漢方処方を編み出された医学界のパイオニア的存在でありながら、生涯町医者として沢山の患者さんを助けました。さらに合間を縫って学生がお弟子さんたちに講習や講義を行ったり、学会への発表をしたり、著書も多く残されたりと、寝る暇もないくらい動かれていたそうです。

幼少の頃はそんな名だたる先生だとは知らず、お隣の優しいおじいちゃん先生という認識でしたので、ちょっと不調があった時でも気軽に通っていました。

診察室に入ると、山本先生はいつも優しい笑顔で

 

「うんうん、どうしたんや?」と病状を確認しながら、

「うんうん、うんうん」と聴診器をかけて、お腹を指でポンポンとたたいたり、脈を取ったり、舌や下瞼を下げて目をみたりして、

「はい、もう分かったよ。外で待っててね。」と言われ、お薬をもらって帰るだけ。

その間わずか10~20分くらい。

院内には最新鋭の診察器具や機械はありませんでした。

さらに凄いのは、糖尿病が発覚してもなお、甘いものとお酒を止めない父のインスリン値をずっと安定させたり、全身ひどいアトピー性皮膚炎だった妹がきれいな肌になるまで完治したり、我が家は健康体な母親を除いて全員が、山本先生の魔法のような薬を飲み続けるだけで健康な生活を維持できていたのです。

実際このような治療ができるようになるまでに、ご自身は大変ご尽力されていたと知り、本当に感謝しています。

 

シンプルなだけに、経験年数がモノをいう、漢方の「四診」とは

 

漢方には「四診」と言われる診察方法があります。

  • 視覚で顔色や舌の状態を診る「望診」
  • 触覚で脈などを確認する「切診」
  • 聴覚と嗅覚でおなかや呼吸、心臓の音を確認する「聞診」
  • 患者さんの生活背景を確認する「問診」

以上の4項目を確認して、悪い部分を含めた身体全体のバランスを整えていくそうです。

山本先生も殆ど、首にかけた聴診器と自分の指のみでこの四診を使って診察されていたように記憶しています。

 

まとめ

いかがでしたか?

お隣さんが名医で本当に助かった私たち家族ですが、思い返すと先生は普段から私たちに接していて、生活習慣をよく把握しておられたのだと思います。

 

中国医学の古典にある上工(じょうこう)は己病(いびょう)を治さず、未病(みびょう)を治す」という言葉は、「本当の名医は、すでにかかっている病のみならず、これから起こりそうな病をも予測して治すことができる」という意味があるそうです。

 

そして、この考え方から、私たち個人個人も未病を治癒することができると言えます。

生活習慣病予防の五要素「食習慣・運動習慣・禁煙・減酒・休養」を心掛けることで、生活習慣病へのリスクを軽減することができますし、食事の栄養が偏っている場合はサプリメントなどでバランスを整えることもできます。

普段から身体の不調サインを発見できるように癖づけ、早めに対策を取ることで身体だけでなく心も楽になり、現代人に多い、ストレスの緩和にも役立ちます。

そんな暇もないくらい忙しい毎日を過ごしている方は、ストレスに対する解消法も身につけておくとよいでしょう。

少しでも健康寿命を延ばせるよう、自分を労わってあげて下さい。